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【EDM, House, Electronic, Dance, Discoなどに!】ボカロでダフトパンク風ロボットボイスを作ってみよう!〜VOCALOID4 Editorでのケロケロボイス(ロボットボイス)の作り方
DAFT PUNK(ダフト・パンク)に代表されるようなロボットボイスをVOCALOIDで再現しましょう!
今回は、VOCALOID4 Editorシリーズを使用した、ロボットのようなケロケロボイスの作り方をご紹介いたします。
基本のVSQXファイルをダウンロードして、動画の手順で歌声を調整すれば簡単に再現できます。
作り方をマスターして、EDM、House、Electronic、Dance、Discoなど幅広いジャンルの音楽で活用してくださいね!
まずは完成形の歌声をお聴きください。
今回使用するVOCALOIDソフトウェアはこの2つ!
VOCALOIDの歌声を編集するソフトウェアです。VOCALOID3以上のVOCALOID歌声ライブラリ製品と合わせてお使いください。
製品詳細を見るSEKAI NO OWARI Fukaseの歌声から作られたVOCALOID4 歌声ライブラリです。今回はこの製品の中の英語歌声ライブラリ(Fukase English)を使用しています。
製品詳細を見る※VOCALOID4 Editorでも同様の手順で作ることができます。
※当記事では「VOCALOID4 Library Fukase」を使用していますが、他のVOCALOID 歌声ライブラリでも同様の手順でロボット風の歌声を作成することができます。
ケロケロボイス(ロボットボイス)の作り方
Step 1. 元になるフレーズを用意する
まず、歌わせたいフレーズを用意します。今回の基本のフレーズをお聴きください。
【フリーダウンロード】このVSQXをご用意いたしましたので、下記のボタンよりダウンロードして、VOCALOID4 Editorに読み込ませましょう。
VSQXファイルのダウンロード・こちらのページで配布しているVSQXファイルは、シンガーを Fukase English (Fukase_E) に設定しています。Fukase English がインストールされていない場合、ファイルの読み込み時にインストール済みの歌声ライブラリへ変更されます。
VOCALOID4 Editor for Cubase をお使いの場合は、読み込み時に自動的にシンガーが変更されますので、VOCALOID4 エディター画面にて、インストール済みの英語歌声ライブラリを使用したシンガーに変更してください。
VOCALOID4 Editor をお使いの場合は、読み込み時にシンガー変更に関するダイアログが表示されます。[OK]を押し、TRACK EDITOR または MUSICAL EDITOR にて、インストール済みの英語歌声ライブラリを使用したシンガーに変更してください。
・こちらのページで配布しているVSQXファイルはPC用の VOCALOID4 Editor, VOCALOID4 Editor for Cubase 向けに作成しておりますので、いずれかの製品がインストールされたPCでお使いください。
旧バージョンのVOCALOID エディター製品や Mobile VOCALOID Editor でご利用の場合、VSQXファイル内で使用しているパラメータに対応していないため、効果が再現できません。
Step 2. ピッチスナップモードをオンにする
「パート」メニュー(VOCALOID4 Editor for Cubaseの場合はトンカチマーク)をクリック→ピッチスナップモードのところをクリックしチェックがついた状態にします。
この状態の音をお聴きください。
Step 2. 以降のVSQXは、VOCALOID公式メルマガ購読者限定で配布しています。
Step2 VSQX ダウンロード(メルマガ購読者限定)Step 3. PITパラメータを書き込む
それぞれのノートのはじめに、後述するポイントにしたがってPITパラメータを書き入れます。長さの目安は32分音符1つ分です。
エディターの「QUANTIZE」の設定を1/32にし、見やすいように画面を少し横に拡大すると作業しやすいです。
(ピアノロールエリアとコントロールパラメータエリアの境目右端に、拡大や縮小ができる「ズームスライダー」があります。コントロールパラメータエリアが表示されていない方は、
「表示」メニュー(VOCALOID4 Editor for Cubaseの方は四角マーク)から「コントロールパラメータ」にチェックを入れて表示します。
ポイント
PITパラメータを書き込もうとする対象ノートが、直前のノートより高い音の場合はPITパラメータを真ん中(0の状態)より下に書き込みます。逆に、対象ノートが直前のノートより低い音の場合はPITパラメータを真ん中(0の状態)より上に書き込みます。
対象ノートと直前のノートとの音高の差が大きければ大きいほど、PITも真ん中(0の状態)から離して書くようにします。
対象ノートの歌詞が「ー」の場合はPITパラメータを書きこまないようにします。
この段階の音源をお聴きください。
手作業で地道に書き込むのが面倒くさい方は…
「VOCALOID4 Library Fukase」に付属しているJobプラグイン「Electronica-Tune」を使うと上記の作業を自動 & 一瞬でおこなうことができます。
応用編
ここで作成したトラックを複製し、少しずつ後ろにずらすとディレイをかけたような効果が得られます。 加えて、同じフレーズのGENパラメータを上げたものを重ねると、よりそれっぽくなります(64分音符1つ分くらい後ろにずらすと良いです)。 この音源では1拍ずらしたものを右から、2拍ずらしたものを左から出しています。
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この記事で使用したものと同じVSQX(調整済み)は下記リンクからダウンロードできます。VSQXのダウンロードにはVOCALOID公式メルマガのご購読が必須となります。
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