歌声合成から、
究極の音楽制作体験へ
歌声合成の未来を追究するために作られた、研究段階の試作プラグイン。
従来の歌声合成ソフトの常識を打ち破るほどの DAW 連携による、
圧倒的にスムーズな楽曲制作のプロセスを体感ください。
VOCALOID6 ユーザーならどなたでも無料でご使用いただけます。
※VX-β の動作には、VOCALOID6 Editor がインストール・認証済みである必要があります。
※VX-β は DAW 上で動作するプラグインソフトです。動作には別途 DAW ソフトが必要です。
歌声合成の常識を打ち破るべくヤマハが期間限定で設立した『研究スタジオ』である VOCALOID β-STUDIO(*1)。
VX-β はその取り組みの中で生まれた、まったく新しい歌声合成プラグインです(*2)。
現在価値検証段階であるこの β プロダクトを、VOCALOID6 ユーザーの皆様を対象に無料で公開しています。
これまででは実現が難しかった圧倒的にスムーズな音楽制作プロセス、それによって広がるイマジネーションの世界をぜひご体感ください。
VX-β は VOCALOID6 Editor をインストール・認証済みの PC であれば無料で使用することができます。
新しく VOCALOID6 Editor をご購入されるお客様だけでなく、すでに VOCALOID6 Editor をお持ちのお客様にもご利用いただけます。
VX-β 用に別途ボイスバンクのデータをインストールする必要はありません。お持ちの PC にインストール済みの VOCALOID6 AI 対応ボイスバンクが、そのまま自動的に VX-β で使用可能になります。
VX-β は、音符と歌詞を入力して歌声を作り出す、歌声合成ソフト(プラグイン)です。
VOCALOID6 など従来の歌声合成ソフトと比較して、以下のような特徴を持ちます。
Steinberg 社製の DAW ソフトである Cubase との特別な連携により、一般的なシンセサイザー音源と同じように、歌声合成専用のエディタを開かなくても DAW の中でメロディを打ち込むだけで歌声を作り出すことができます。
(※ Cubase 以外の DAW では、別途 VOCALOID6 Editor などで作成された歌声用のシーケンスファイルをロードする形で VX-β を使用可能です)
VX-β では、楽曲の再生中であっても各種パラメータをグイグイ操作して音色などをリアルタイムに変化させることができます。 これにより、AI シンガーが歌唱を止めている間だけでなく、あたかも歌っている最中にリアルタイムにディレクションを与えるような操作が可能です。
人が実際に歌唱の中で強弱の表現をつけるとき、単純な音量の大小だけでなく、声のハリの強さや息成分の多さなどを複雑に変化させます。Power パラメータによって、そういった『音楽的な強弱表現』をワンノブのシンプルな操作によってもたらすことが可能です。
Windows | macOS | |
プラグイン形式 | VST3 (Instrument) | VST3 (Instrument), AU, AAX |
DAW 連携 | Cubase(*) ではキーエディター内でのメロディおよび歌詞入力が可能、 他の DAW では外部シーケンスファイルのロードが可能 (* Cubase 13 にて動作確認済み) |
|
読み込み可能な外部シーケンスファイル | VOCALOID (.vpr, .vsqx), その他歌声合成ソフトウェアのシーケンスファイル (.ccs, .svp, .ust, .ppsf), MusicXML (.musicxml, .mxl), MIDI (.mid, .midi), VX-β専用ファイル (.vxf) | |
動作確認済み OS | Windows 10, 11 (64 bit, Intel) | macOS 13 (Ventura), 14 (Sonoma) |
動作確認済みCPU | Haswell(第4世代)以降の Intel Core シリーズまたは同等の AMD CPU | Haswell(第4世代)以降のIntel Core シリーズまたは同等の AMD CPU, Apple Silicon |
メモリ | 8 GB 以上 | |
ストレージ容量 | 200 MB 以上 | |
グラフィック | Open GL 3.2 以上が動作すること | |
ディスプレイ | 1024×768 以上の解像度 | |
動作条件 | VOCALOID6 Editor が認証済みであること (※VOCALOID6 Editor Lite の認証ではご使用になれません) |
※VX-β の動作には VOCALOID6 Editor がインストール・認証済みである必要があります。
※VX-β は DAW 上で動作するプラグインソフトです。動作には別途 DAW ソフトが必要です。
VX-β の使用を開始するまでのひととおりの手順に関するチュートリアルは、こちらをご覧ください。
ヤマハ VOCALOID チームでは、新しい価値を生み出すための研究活動を常に続けています。
そんな中私たちは2023年8月から2024年3月までの期間限定で、研究の取り組みをクリエイターの皆様とともに行うべく、新たに『研究スタジオ』として VOCALOID β-STUDIO を立ち上げました。VX-β はこの活動の中で限定人数を対象に公開されました。
この試みに大変大きな反響をお寄せいただいたことから、私たちはこの VX-β を使った実証実験から人数の限定を取り去り、広く世界中のユーザーに使用していただくために、全 VOCALOID6 ユーザーに配布することにしました。
これからもヤマハ VOCALOID チームの研究の取り組みは続いていきます。その中で、私たちは VX-β を研究の実験場と位置づけています。今後の VX-β のアップデートでは、新しい機能を実験的に搭載したり、搭載されていた機能を削除したりするかもしれません。この活動を通じて、ぜひ皆様とともにその価値を高めていければと考えています。